2023年にバンド結成25周年を迎える THE BACK HORN。
今年も、恒例となったライブ「マニアックヘブン」の時期が近づいてきました。筆者も16回目の開催となる「マニアックヘブンVol.15」に参加するため、久しぶりのマニアックヘブンに向けて色々と整理しています。
今回の記事は、マニアックヘブンの過去披露曲をまとめながら、Vol.15で披露されそうな楽曲を含めたプレイリストを紹介させていただきます。
本記事では以下の情報をまとめています。
- マニアックヘブンとは
- マニアックヘブンの過去披露楽曲
- 次回マニアックヘブンで披露されるであろう楽曲
- 筆者の聴きたい楽曲20選
マニアックヘブンとは

THE BACK HORNのメンバーが自ら企画・演出を手掛けるライブイベントです。
2015年12月に行われたVol.0を皮切りに、毎年続く年末年始の恒例ライブとなっています。
「マニアックヘブン」という名のごとく、普段ライブでなかなか披露されることのないマニアックな楽曲で構成されていることがポイントです。
200以上ある楽曲のなかから約20曲が選ばれます。普段演奏しない楽曲を披露するため、ファンのみならずメンバーもドキドキするライブでしょう。
開催場所によってはギャラリー展示が同時開催されます。ギャラリーでは、THE BACK HORNの軌跡となる写真展やグッズ展示などが行われます。
マニアックヘブン限定商品もラインナップされ、「マニアッくん」と「ヘブンちゃん」というキャラクターがファンを迎えます。
ちなみに、毎年恒例だったセットドリンクはコロナウイルスの流行により現在中止中です。

THE BACK HORNがどのようなバンドが紹介する記事は以下より
■ THE BACK HORNの魅力を余すことなく紹介するページ
マニアックヘブンVol.15が開催

2023年の年明けから、マニアックヘブンVol.15が開催されます。
マニアックヘブンとして初めて中野サンプラザホールで開催ということもあり、いつもと違ったマニアックな雰囲気でギャラリーが展示される模様です。
※ ギャラリーは中野サンプラザホール8F 研修室1・2で開催
筆者は「名古屋公演」に参加します。
過去には、2009年のVol.4、2013年のVol.7に参加していますが、そこから10年近くマニアックヘブンに行けていなかったので心がザワザワするほど興奮しております。
東京公演
2023年1月14日(土)東京・中野サンプラザホール
open 17:30 / start 18:00
○ギャラリー展示あり
チケット:全席指定 ¥6,000
名古屋公演
2023年1月27日(金)愛知・名古屋DIAMOND HALL
open 18:00 / start 19:00
○ギャラリー展示なし
チケット:スタンディング ¥5,500(整理番号付/ドリンク代別)
大阪公演
2023年2月11日(土)大阪・GORILLA HALL OSAKA
open 17:00 / start 18:00
○ギャラリー展示なし
チケット:スタンディング ¥5,500(整理番号付/ドリンク代別)
マニアックヘブンで過去に披露された楽曲集計

楽曲集計表
ここでは、過去にマニアックヘブンで演奏された楽曲と回数を集計し、回数の多い順で発表します。全部で130曲が披露されているため、集計表も長くなってしまいました(汗)
※ 一度の開催で複数公演が行われている場合は、被り分を除外してカウントしています。
【楽曲名】 | 【演奏回数】 |
さらば、あの日 | 15 |
天気予報 | 10 |
怪しき雲ゆき | 7 |
ピンクソーダ | 6 |
魚雷 | 6 |
ザクロ | 6 |
リムジンドライブ | 6 |
ミスターワールド | 6 |
カラビンカ | 6 |
新世界 | 5 |
ガーデン | 5 |
青空 | 5 |
白い日記帳 | 4 |
カラス | 4 |
サイレン | 4 |
水槽 | 4 |
フラッシュバック | 4 |
羽根~夜空を超えて~ | 4 |
浮世の波 | 4 |
孤独な戦場 | 4 |
プラトニックファズ | 4 |
上海狂騒曲 | 4 |
旅人 | 4 |
共鳴 | 4 |
異国の空 | 3 |
サーカス | 3 |
8月の秘密 | 3 |
砂の旅人 | 3 |
楽園 | 3 |
マテリア | 3 |
花びら | 3 |
赤眼の路上 | 3 |
運命複雑骨折 | 3 |
イカロスの空 | 3 |
パッパラ | 3 |
ハッピーエンドに憧れて | 3 |
真冬の光 | 3 |
シアター | 3 |
人間 | 3 |
赤い靴 | 3 |
母さんの唄 ※ 世界樹の下で収録「サイレン」の隠しトラック | 3 |
舞いあがれ | 3 |
コオロギのバイオリン | 3 |
走る丘 | 2 |
甦る陽 | 2 |
針の雨 | 2 |
夜空 | 2 |
カウントダウン | 2 |
ワタボウシ | 2 |
惑星メランコリー | 2 |
野生の太陽 | 2 |
ディナー | 2 |
幸福な亡骸 | 2 |
奇跡 | 2 |
扉 | 2 |
墓石フィーバー | 2 |
証明 | 2 |
負うべき傷 | 2 |
虹の彼方へ | 2 |
枝 | 2 |
何もない世界 | 2 |
水芭蕉 | 2 |
警鐘 | 2 |
蛍 | 2 |
春よ、来い ※ シンメトリーのカップリングに収録/松任谷由実のカヴァー | 2 |
雨乞い | 1 |
何処へ行く | 1 |
風船 | 1 |
冬のミルク | 1 |
茜空 | 1 |
桜雪 | 1 |
ひょうひょうと | 1 |
アカイヤミ | 1 |
セレナーデ | 1 |
ひとり言 | 1 |
夕焼けマーチ | 1 |
思春歌 | 1 |
ゲーム | 1 |
夏草の揺れる丘 | 1 |
夕暮れ | 1 |
番茶に梅干し | 1 |
光の結晶 | 1 |
生命線 | 1 |
ジョーカー | 1 |
未来 | 1 |
アポトーシス | 1 |
世界の果てで | 1 |
ファイティングマンブルース | 1 |
ゆりかご | 1 |
果てしない物語 | 1 |
敗者の刑 | 1 |
ハロー | 1 |
理想 | 1 |
神の悪戯 | 1 |
栄華なる幻想 | 1 |
真夜中のライオン | 1 |
さざめくハイウェイ | 1 |
グラディエーター | 1 |
刃 | 1 |
雷電 | 1 |
ラフレシア | 1 |
再生 | 1 |
太陽の仕業 | 1 |
海岸線 | 1 |
パレード | 1 |
ラピスラズリ | 1 |
シリウス | 1 |
風の詩 | 1 |
反撃の世代 | 1 |
自由 | 1 |
一つの光 | 1 |
飛行機雲 | 1 |
コワレモノ | 1 |
ホログラフ | 1 |
ダストデビル | 1 |
君を守る | 1 |
路地裏のメビウスリング | 1 |
導火線 | 1 |
夏の残像 | 1 |
情景泥棒~時空オデッセイ~ | 1 |
希望を鳴らせ | 1 |
心臓が止まるまでは | 1 |
球根 ※ THE YELLOW MONKEYトリビュート収録 | 1 |
悲しみの果て ※ エレファントカシマシトリビュート収録 | 1 |
時代 ※ 中島みゆき/カヴァー | 1 |
なごり雪 ※ イルカ/カヴァー | 1 |
若者のすべて ※ フジファブリック/カヴァー | 1 |
Smells Like Teen Spirit ※ ニルヴァーナ/カヴァー | 1 |
深夜高速 ※ フラワーカンパニーズ/カヴァー | 1 |
ガソリンの揺れかた ※ BLANKEY JET CITY/カヴァー | 1 |
集計結果について
『さらば、あの日』は、マニアックヘブンの最後に歌われるというのが恒例です。Vol.15でも一番最後に歌われると予想できますね。
『天気予報』はDr.松田の朗読が入る楽曲で、マニアックヘブンとしても中盤以降の見せ場として特別なセットが組まれることが多い楽曲です。マニアックヘブンの名物のような楽曲で、哀愁漂う薄暗いライトに照らされる松田のキメ顔は実に格好いい。
最近は、新しめのアルバムからも楽曲のチョイスがあるため、ツアーでしか歌われないアルバム曲が披露される場合もあります。「カルペディエム」や「運命開花」「暁のファンファーレ」からの選曲も楽しみです。
Vol.15で “マニアックヘブンとして初披露される楽曲はなにか” を予想するのも面白そうです。
筆者の楽曲予想
近年のマニアックヘブンでは、過去に演奏してこなかった楽曲が少しずつ演奏されるようになってきました。
アルバムのリリースが2年~3年に1回ということもあり、数枚前のアルバムがマニアックな楽曲へと移行していることも背景にあります。
ということで、Vol.15で初披露されるであろうマニアックな楽曲を、筆者の独断と偏見で予想しました。
筆者が選んだ楽曲は….
『雨に打たれて風に吹かれて』です。
個人的に好きな曲というのはもちろんですが、アルバム「暁のファンファーレ」付近の楽曲がマニアックヘブンであまり歌われていないという統計結果が理由にあります。
「暁のファンファーレ」はTHE BACK HORNのファンでも聴く機会が少ないアルバムでしょうか。
アルバム全体としてまとまっているものの、過去の彼らの音楽とは毛色が違う試みがされているのが理由のひとつかと思います。
近年では、『ホログラフ』がマニアックヘブンでも披露されていることもあり、『バトルイマ』のカップリングである『雨に打たれて風に吹かれて』が披露される日も近いのでは?
このように考察していますが、単純に名曲なので筆者がただ聴きたいというのが率直な気持ち!
筆者が選ぶVol.15で聴きたい楽曲TOP20

ということで、2023年のマニアックヘブンで筆者が聴きたい楽曲を20曲ピックアップ!
率直に新年一発目に聴きたいバクホンの楽曲をザッと上げています。
それでも、ファンなら唸るランナップに仕上がっているのではないでしょうか。
ここに、マニアックヘブン恒例の『さらば、あの日』や『天気予報』が入ってくることで、筆者の脳天を突き抜けるセットリストが完成してしまうわけです。
■プレイリスト: マニアックヘブンvol.15で聴きたいすべて (私利私欲)
選出した楽曲
- 共鳴
- 金輪際
- 魚雷
- 8月の秘密
- マテリア
- 証明
- 思春歌
- 夏草の揺れる丘
- 生命線
- 雨に打たれて風に吹かれて
- 舞姫
- 汚れなき涙
- 春よ、来い
- 番茶に梅干し
- 花びら
- 夕焼けマーチ
- 閃光
- 旅人
- 甦る陽
- ホログラフ
『8月の秘密』や『生命線』は、2010年まで比較的披露されていた楽曲です。しかし、ここ数年は全く歌われなくなってしまったので、久々にライブで聴ききたい願望を込めてピックアップしました。
こうしてみると、願望が詰まりに詰まったプレイリストになっています。
『マテリア』~『証明』は緩急があって個人的にグッとくる流れ。
プレイリストには、マニアックヘブンではまだ演奏されていない以下の5曲を含めました。
■ 金輪際
アルバム「カルペ・ディエム」に収録される楽曲。
比較的新しい楽曲ですが、『金輪際』は対バンやフェスではなかなか歌う機会がない楽曲です。マニアックヘブンの掴みとして歌われれば、ボルテージが一気に上がること間違いなしでしょう。
メンバーの幼少期についての歌詞も、実にマニアックな楽曲です。今後、マニアックヘブンの常連として歌われるのではないでしょうか。
■ 雨に打たれて風に吹かれて
先にも触れた楽曲『雨に打たれて風に吹かれて』。アルバム「暁のファンファーレ」時代の楽曲があまりライブで披露されないことから、ファンもメンバーも【歌いたい!】というフラストレーションが溜まっているであろう楽曲です。
筆者がバクホンの楽曲を聴くときや、自身でプレイリストを作成するときは必ずといっていいほど選曲する本楽曲。失望感のあるAメロから、スラップとタップの利いたベースが映えるBメロへ転調します。サビも吐露するかのようなテンポをずらしたメロディが癖になる構成で、最後には大サビまで待ち受けている名曲です。
本楽曲は、『バトルイマ』のカップリング。その位置も、存在感も、マニアックヘブンの雰囲気に非常にマッチするものです。というより、筆者が大サビの絶叫で山田将司に溺れたいだけ。
■ 汚れなき涙
アルバム「アサイラム」の世界観をまとめ上げた楽曲。それが『汚れなき涙』です。
アサイラムに込められた想いは、2022年~2023年にも通ずるものがあります。今だからこそ刺さる楽曲ともいえるでしょうか。
戦争とか悲しい惨劇が、海の向こうでは日常的に繰り広げられている。そういう「非日常」が本当は起こってはいけないはずなのに、容認するかのように麻痺した心がある…
この叫びにも似た感情を、今のバクホンに歌って欲しい!
■ 舞姫
アルバム「THE BACK HORN」に収録されたロックナンバー。
マニアックヘブンが開催されるたびに、”舞姫は演奏されるだろうな” と思っているのですが、今まで一回も披露されていないとは驚きです。
生命線しかり、人気が高い楽曲でありながら歌われることのない楽曲は多くあります。機材やチューニング、エフェクターも専用ということで、演奏するハードルが高い楽曲であることは間違いありませんが是非拝みたい1曲です。
■ 閃光
アルバム「情景泥棒」からは『閃光』をチョイスしました。
リリース当初は、”バクホンらしくない楽曲” と言われていましたが、情景泥棒のライブでは格好良い演奏に大熱狂が巻き起こった一曲です。40歳を超えたメンバーが、若々しい誠実さを魅せる演奏は今だからこそ輝くものがあります。
情景泥棒のツアーから演奏されていないため、マニアックヘブンとして聴いてみたい楽曲です。
おわりに
ということで、今回はTHE BACK HORNの年末年始恒例ライブ「マニアックヘブン」について以下の項目をまとめました。
- マニアックヘブンとは
- マニアックヘブンの過去披露楽曲
- 次回マニアックヘブンで披露されるであろう楽曲予想
- 筆者の聴きたい楽曲20選
披露された楽曲を集計してみると、やはりインディーズ時代のアルバム「何処へ行く」や「甦る陽」周辺の選曲が多い印象を受けます。もちろん、『カラビンカ』や『サイレン』『フラッシュバック』などカップリング曲も多いです。
近年では、アルバム収録曲から選出されることも多いため、比較的新しい3~5年前くらいまでの楽曲も入ってきています。
筆者が押している『雨に打たれて風に吹かれて』は果たして披露されるのか!?
マニアックヘブンに参加される方がいらっしゃいましたら、気軽に声かけてください。
Twitterでは状況報告を逐次ツイート予定です、もちろん当サイトでもライブについて報告させていただきます。
【追記:2023年2月12日】
マニアックヘブン名古屋公演を終えた報告記事を投稿しました!
追記もありますので、是非合わせてご確認いただければと思います。
↓↓↓
■ 【福袋開封有り】THE BACK HORN マニアックヘブン名古屋公演を振り返って
長らくご覧いただきありがとうございました。
今回の記事は以上になります!