ソニー・インタラクティブエンタテイメント(SONY)が発表したPS5の値上げが今話題となっています。同社は2022年9月15日よりプレイステーション5(PS5)の価格改定を行う旨を発表。
理由としては「困難な経済情勢の影響を受けて」とのことです。
値上げ幅は5500円で、改定後の価格は
ディスクドライブ搭載版で60478円[税込]
デジタル・エディションは49478円[税込]
となっています。
PS5といえば、”米国の規制強化”と”新型コロナウイルスの拡大”による半導体不足から、根本的に増産体制の脆弱性が指摘されています。更には、”転売ヤー”と呼ばれる、組織ぐるみの買い占めによる横流しによって値段高騰を加速させることになりました。
今回の値上げは、ロシアとウクライナの戦争による世界的な物価高騰が要因のため、致し方ない物理的な値上げです。しかし、実際に手に届く消費者にはそれ以上のハードルがあるため、感情的な批判は出てしまうでしょう。
半導体不足は、秋ごろから徐々に改善される見込みであるとロイター編集は読んでいます。それを見越しても値上げに踏み切るということは、SONYの経営の危うさが透けて見える結果かもしれません。
なにより、今回の発表が「値上がり」という点が非常に恐ろしい。
9月15日以降に購入する人は『まったく同じものを買っても割高』になるということなので、以前のロッドを購入している人に対する小さな火花のようなものが爆発するのではないかと危惧しています。
筆者は、PS5が発売開始された当初、電気ショップの抽選予約で運よく当選することができた民の一人です。こればかりは運なので何を言われても跳ねのけるつもりですが、値段による感情の分断が生まれないことを切に祈るばかりです。
2022/08/25現在のメルカリで「PS5 本体」と検索すると
定価より2万ほど割高の出品がほとんどです。
中には10万以上の出品もチラホラと…

今回の発表で、割高設定をしている出品者の更なる高騰を加速させてしまうことが予想されます。
出品者の提示は波となって止めることはできません、
それをセーブできるのは購入者の意思です。
今回のPS5値上げの報道は、
これからもしっかり追っていかなくてはいけない話題だと感じます。
■ PS5公式