amazarashi Live Tour 2022「ロストボーイズ」愛知公演報告!【セトリや物販についても紹介】

amazarashiのLiveTour2022「ロストボーイズ」公演が、10/24(月)に愛知県芸術劇場で行われました。2年ぶりのアルバムツアーとなる講演に筆者も参加してきましたので、自分なりのライブレポートとして執筆させていただきます。

 

今回の主な構成は

  • ロストボーイズ愛知公演の概要
  • ライブレポート(感想・詳細・セットリスト等)
  • 物販や特典(APOLOGIES)の詳細

の3点になります。

 

本記事は、セットリストや垂れ幕の映像情報に触れた記事です。

今後ツアーに参加予定の方は閲覧注意となります。

後半には物販や会場などの画像も掲載していますので、amazarashiのライブ雰囲気や、どのような構成だったのかを知りたいという方にとっても有益な情報を記載していきます。

また、楽曲の感想にはミュージックビデオも掲載しています。音楽に触れながらライブレポートを楽しんでいただければ幸いです。

 

amazarashiがどのようなバンドか、まとめている記事は以下リンクから!

amazarashiの魅力を余すことなく紹介するページ

 

「ロストボーイズ」公演について

愛知県公演の概要

公演名

amazarashi <振替公演>

日時

2022/10/24(月) 18:00 Open ~ 19:00 Start

会場

愛知県芸術劇場 大ホール

公演について

2年ぶりとなったアルバムツアー。6/26(日)に予定されていた公演において、Vo.秋田ひろむの体調不良から10/24(月)に振替となった。

2階以上の最前列は安全確保のため、着席での観覧。

 

セットリスト

  1. 感情道路七号線
  2. 火種
  3. 境界線
  4. ロストボーイズ
  5. 間抜けなニムロド
  6. 空洞空洞
  7. 僕が死のうと思ったのは
  8. あんたへ
  9. 夏を待っていました
  10. 戸山団地のレインボー
  11. 数え歌
  12. アオモリオルタナティブ
  13. 爆弾の作り方
  14. 空に歌えば
  15. 1.0
  16. スターライト
  17. 空白の車窓から

 

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感想

久しぶりのamazarashi Tour参加

amazarashiのライブは2016年の「世界分岐二〇一六」以来でした。一夜経った今でも、生で秋田ひろむや豊川さんを見られて嬉しい気持ちで一杯です。

今回も、一人で車を運転して浜松から愛知へ爆走していきます。車でライブへ向かう時はアプリの「akippa」を利用して駐車場を予約していますので、今回も私にはお馴染みの駐車場「トラストパーク一光パーク栄ビル駐車場」を利用させていただきました。

愛知県芸術劇場の真横にある駐車場で、一日中停めて1300円という破格の駐車場であるため、とてもオススメできる場所です。

講演終了後、21時20分くらいになっていましたが、トラストパーク駐車場にはamazarashiのグッズを持っている人が多くいる状況でした。私と同じく車で来る人が多いのも、10代から60代まで幅広い層がいるamazarashiらしい光景だと思います。

 

「ロストボーイズ」という世界観を構築したライブ

「七号線ロストボーイズ」は、amazarashiが生まれた青森県での記憶をフィードバックすることで生み出されたアルバムです。今回のライブも、当時の焦燥感や苦しい思い出が垂れ幕に映像となって表現されていました。

amazarashiのライブは垂れ幕に映像を投影することで進行するライブということで有名です。

ライブ開演前から「ライブ用に組まれた秋田ひろむのポエム」が輪廻するように映し出されていました。ライブ開演と同時に、秋田ひろむが一行ずつ流れていた詩を読み上げるという演出でスタート。

辛い事ばかり、死にたくなるようなことばかり、それでも自分の人生に大きく根を張って離れない青森という土地での出来事が自分にはとても大きな存在だった。

詩の内容を要約すると決して明るいものではありませんでしたが、それこそ「七号線ロストボーイズ」の序章といえます。

 

披露された楽曲について

 「七号線ロストボーイズ」からは9曲が披露されたアルバム色の強い構成でした。

 「感情道路七号線」から既に重いバンドサウンドが炸裂。“ロストボーイズ、愛知県芸術劇場、青森からきました!amazarashiです!” この声明を聴いて心がワッと沸くのを感じました。

 2曲目の「火種」では身体にバシバシと当たるドラムの轟音にギター音が脳にまで刺さるほどでした。ここから全方位に広がるライトビームといった演出が始まり、非常にカラフルな映像が広がっていました。まさに絡みついて離れない呪いが心のやり場を求めているような演出。序盤から凄い熱です。

 


 

 3曲目の「境界線」、4曲目の「ロストボーイズ」は歌詞を綴るような垂れ幕の演出。歌い出しの前に読み上げるポエムが本当に良い繋ぎをするんだ。ロストボーイズで伝えたい希望や未来まさしくライブの解放感に乗って観客に届いてきました。5曲目の「間抜けなニムロド」では幾何学模様のような映像が繰り広げられ、演奏する秋田ひろむも大きく手を広げる瞬間がありました。

 ここまでで、ニューアルバムから順当に披露されており、ロストボーイズの顔ともなる前半の昂ぶりを余すことなく体感することができました。とにかく秋田ひろむの声量と圧が凄すぎる。

 6曲目からは過去曲パートとなり名曲のオンパレードが始まります。

 「空洞空洞」はまさに息もつかせぬ重低音ロックの神髄が詰まった一曲。歌詞の隙間を駆け抜ける映像と、心臓に穴の空いた人が映し出される垂れ幕。歌詞と映像のリンクが、本楽曲の虚無感を引き立てています。

 


 

 焦燥感のあるナンバーの後は「僕が死のうと思ったのは」。メンバーの後方にある垂れ幕に、7本の松明がゆらゆらと揺らめくシンプルな演出。このナンバーを聴くと涙がふと流れてくるのは私だけではないはずです。光の演出も秀逸で、前半部分は秋田ひろむのみが映るようにライトアップされ、後半から湧き上がるようにバンドメンバーが浮かび上がりました。見ても楽しいのはamazarashiのポイントです。

 「僕が死のうと思ったのは」から続くのは「あんたへ」。名曲が続くと堪えきれないぞ瞼の堰が…。本楽曲ではMVを切り取りながらアニメーションの映像が投影されます。前曲で既に泣いたしまった人へ “涙ふけよ” と歌う名ナンバーで、さらに涙を誘います。

 「夏を待っていました」は当初のMVが投影され、懐かしい気持ちになってふと歌詞を口ずさんでしまいました。久しぶりにMVを見ましたが、いつ見ても不気味なアマザラシくんは色あせない。ロストボーイズ全体の、秋田ひろむが抱えていた焦燥感や痛みを表現するには完璧なセットリストだと思います。

 その後、アルバム楽曲から「戸山団地のレインボー」が披露され、轟音が鳴り響く中突如と始まった旋律は「数え歌」でした。大興奮です。耳をつんざくようなギターとマイクのハウリングの中、急に始まりましたから。これはたまらないですよ。

 amazarashiを聴いている人であれば、必ずプレイリストとかに入れる楽曲です。それでも、ライブで披露されるのは意外と珍しい楽曲なんです。秋田ひろむの声も迫力を増して、音源以上のクオリティ出してくるのは反則です。また泣きました。

 


 

 「アオモリオルタナティブ」はつい先日LV(リリックビデオ)が公開された楽曲。オレンジ色の夕焼けのようなライトが使われ、秋田ひろむも大きくしゃがみ込むように身体を使いながら歌い上げます。秋田ひろむがバネのように身体を使って動いていてビックリしました。こんなに身体の可動域あるんだな… サビの “あっち行って こっち行っても”の「も~」のところで大きく仰け反るように歌う姿が印象的でした。良い雰囲気で、会場が一体になっているのを感じました。

 「爆弾の作り方」、懐かしい名盤が来ました。この楽曲がもう12年以上も前というのが信じられませんね。上京してきた秋田ひろむの歴史からは切っても切り離せない楽曲ですから、この時代の楽曲をロストボーイズツアーに選んだのも納得です。

 「爆弾の作り方」から間髪入れずに演奏が始まったのが「空に歌えば」。「爆弾の作り方」の演奏終了からドラムの合図が始まっていたので直ぐに楽曲が始まるぞと感じていましたが、まさかの「空に歌えば」。轟音で身体がビクッとなるのを感じました。いいですぞ~。スタンディングが許されていなかったので座ってみるロックナンバーでしたが、当時の駆け抜ける疾走感が今まさに躍動するamazarashiを描いているようで最高でした。

 


 

 「1.0」は、まさに本ライブの目玉ともなる楽曲演出でした。垂れ幕に映し出されたのはアルバム「0.6」の時代の歌詞。

 これらの歌詞を上書きするように「1.0」の歌詞が映し出されるロール形式の映像でした。これが完成度の高い映像で、「光、再考」や「つじつま合わせに生まれた僕等」といった「0.6」時代の名曲の歌詞を塗り替えていって、最後に数字が「1.0」になる映像美。MV以上の完成度で、映像担当の方と秋田ひろむのセンスが詰め込まれたライブでした。これは一見の価値ありだなぁ、やられた。

 amazarashiとしては珍しく長いMCが入り、秋田ひろむのライブにかける思いが載せられました。そして、“この思いは更に先の…光へ!” という掛け声から演奏されたのは「スターライト」。

 終盤に駆け抜ける爽快なロック。ライトビームといった演出も多く、駆け抜ける疾走感に合わせてライトの発色も鮮やかなライブ演奏でした。いつ聴いてもスターライトのライブは熱いです。

 


 

 ライブ最終曲は、アルバムに沿って名曲「空白の車窓から」が披露されました。青森から揺られる電車の映像が映し出され、不安と希望を抱えて上京する一人の人間の想いが綴られます。この曲が貰えるエネルギーというのは、同じ境遇の方にとって果てしないものがあると思います。

 基本的に席に座ってじっとしているライブではあったけれど、観に来た人の心は間違いなく揺れ動く電車の中にいるような希望に満ち溢れていました。

 

 秋田ひろむがMCで、「最初は不安だったけれど…」と零していたのにもグッときたんですよね。体調不良から復帰して青森講演を終え、愛知で待っている人たちの反応に不安も抱えていたことでしょう。でも、待ち望んでいたファンの大きな拍手を聴いて、その不安も少しは晴れたのだと思います。

 

MCでは振替公演になったことについてのコメントも

amazarashiのライブでは、演奏に入る前に秋田ひろむの短いポエムが読まれます。今回のライブも同様でした。MCは短く、発言そのものがライブの構成の一部となることが多いアーティストです。

そんな秋田ひろむのMCで、振替公演になってしまったことについてコメントがありました。

「自分が体調不良になってしまって、振替公演になってしまいました。今日も本当は観に来たくてもこれなかった人がいます。そういう人に、秋田ひろむが謝っていたことを伝えていただくことはできますか」

大きな拍手が起こりました。

 

愛知県芸術劇場大ホールも素晴らしい作り

 以前はZepp Nagoyaでamazarashiのライブを観たことがあるのですが、愛知県芸術劇場は入ることも初めてでした。中はとにかく素晴らしい。普段から劇団や、公演が開かされる場所ということもあり、大ホールは複数の段々になった5Fまである2480席の広大な空間でした。

 

ライブ終了後の大ホールは撮影OK

 自分は5Fという一番上のフロアでした。果てしなく遠いのかと思いましたが、秋田ひろむの動きやメンバーの動きが確認できる距離で、垂れ幕の映像も大迫力です。

 上記画像は中幕に映像が投影されていますが、ライブ中は今見えない前幕に映像が映し出されることが多かったです。大幕はステージ一杯一杯の大きさがあるため大迫力でした。これだけ遠くてもライブの迫力が凄かったのは、amazarashi特有の映像投影を主体としたライブの良いところでしょう。

 

 

 

 

「ロストボーイズ」物販について

物販会場では狙っていたもの全く買えず!

 自分が、会場に着いたのは18:20頃で、既に会場の物販は最上階まで人が並んでいる状況でした。地獄のような列に並んでいましたが、流石にライブに間に合わないということで諦めることに…

 ライブ終了後に並ぶことで物販エリアに行きつくことはできましたが、欲しかったものはほとんどSOLD OUTとなっていました。公式オンラインショップで欲しい商品を買うという選択肢もあったのですが、送料が900円ほどかかるためとりあえず普段使いできそうな2点だけ買って退散としました。

「ロストボーイズ」で「ボイコット」の商品を買う!

タオルはロストボーイズのもの。

私が物販エリアに辿り着いた頃には、小物もステッカーもほぼ完売。選択肢は2~3割という状況でした。売ってたのは靴下とクッションくらい。アマザラシ君のキーホルダーは既に持っているため上記2点を買ってAPOROGIESブースへと向かいました。

自分はアーティストの物販も普段使いでボロボロに使い倒す人間なので、がっつり使い倒すことになるでしょう。

 

入場者特典とAPOLOGIES特典について

披露楽曲が記載された厚紙と、ピンバッジは来場者全員に配られる特典です。ピンバッジはamazarashiのライブ恒例ですね。今回のピンバッジはアマザラシ君のイラストでした。

右下のステッカーはAPOROGIES特典。スマホアプリの月額会員だとチャレンジすることができる抽選のようなものです。私はC賞のオリジナルカードでした。A賞の直筆サイン入りTシャツは既に出ていた模様。C賞のカードですが、発色が良くて格好良いカードでした。

amazarashiはライブ特典が素敵ですね、大事にします。

 

まとめ

ということで、以上がamazarashi Live Tour 2022「ロストボーイズ」愛知公演の報告となります。

  • 迫力満点の垂れ幕投影が進化
  • 秋田ひろむの心の声が聴けた
  • 「火種」や「空白の車窓から」といった最新曲も原曲以上の完成度
  • 「数え歌」など、ライブのテーマに沿った過去曲も魅力的
  • 入場者特典、APOLOGIES特典も素敵だった

 

ライブが終わっても後を引きずらず「良かった!」と満足の表情で帰宅の途につくことができるamazarashiのライブ。音楽を聴いて涙して、興奮してを繰り返すのも独特の世界観が成せるものだと感じます。

10代くらいの若者から、60代くらいの方もいらっしゃったので、amazarashiが年齢層問わず愛されているバンドであることを実感しました。

今のamazarashiはアニメ等のタイアップも多くあり認知度が高まってきているように思います。そんな状況でも、昔からのファンをしっかり囲んで活動をしてくれるアーティストだと実感しました。ライブを観るたびに、このバンドを10年追いかけてきて良かったと思えるアンサーを返してくれるんです。

本当に素晴らしい時間でした。

ということで、amazarashiのライブレポートは以上になります。

 

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

 

P.S. amazarashiが今年のカウントダウンジャパンに12/30の出演が決定しました!

 

筆者は既に12/30のライブチケットに当選しているため、めちゃくちゃ楽しみです!

30日には、ART-SCHOOL、ASIAN KUNG-FU GENERATION、9mm Parabellum Bullet、Ado、ACIDMAN、マキシマムザホルモン といった凄まじいアーティストが揃っているため最高の一日になること間違いなし!

まだ先のライブですが、ライブ後には膨大な量のライブレポートを掲載させていただきます。よろしくお願いいたします。

 

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