待望のコラボ楽曲第2弾
往復書簡プロジェクト「共通言語」
「マンガ大賞2021」で2位、「このマンガがすごい!2022男部門」で2位を記録した話題の漫画「チ。」。その作者である魚豊氏が、amazarashiのファンであることがきっかけでスタートした往復書簡プロジェクト「共通言語」。
第一弾は、4月13日にリリースしたアルバム「七号線ロストボーイズ」に収録されている楽曲「1.0」にてコラボしました。
『カシオピア係留所』
その第2弾となる楽曲『カシオピア係留所』の情報が公開されました。
本楽曲は、amazarashiのVo.秋田ひろむが「チ。」を読んで感じた想いを “痛み” と仮定して、作品の持つ力を次に手渡すという想いで制作されたとのことです。
漫画「チ。」は、天動説を唱える宗教団体に対抗する、地動説を唱える主人公達の物語です。
地動説を唱える者たちは異端者として圧政される時代。
その世界観に沿うように、強烈なインパクトを与える歌詞、疾走感のあるメロディが予想されます。
リリース日は、2022年6月30日です。
「カシオピア」と「係留所」の繋がり
カシオピアとはカシオペア座のことを指しているでしょう。
カシオペア座とは、北天に見られるトレミーの48星座の一つです。5個の2,3等星がWの形に並んでおり、北極星(ポラリス)を探すために目印となる星座です。
カシオピアという名称は、amazarashiの楽曲「スターライト」でも登場しています。
近づけば遠くなるカシオピア 今は笑えよ スターライト
いつか全てが上手くいくなら 涙は通り過ぎる駅だ
また、「スターライト」のサビには、”駅” という歌詞が出てきますね。
その歌詞から着想を得て、今回は船舶における停泊施設「係留所」を持ってきたことが推測できます。
ジャケ写は魚豊 氏の書き下ろし

ジャケット写真は、「チ。」の作者 魚豊氏の書き下ろしとなっています。
地上から星空を眺めている秋田ひろむの顔が描かれています。
目に映る極彩色の世界は、希望に満ち溢れているように見えますね。
秋田ひろむのコメント抜粋
チ。の主人公達と魚豊さんと、僕とに共通するのは「痛み」と仮定した。
そこだけは分かり合えるのでは?と思った。
amazarashiは海外のファンもいるが、言葉は通じなくても「痛み」を通じて理解しあっている、と感じることがよくある。
チ。は歴史の物語だが、「痛み」は時代も超えるのだろうと思う。
『この世にあるほとんどのものが、成し遂げた彼らの血の跡だとしたら』という歌詞は魚豊さんがインタビューでそういうことを言っていたので、思いついた。
魚豊さんの成し遂げたものから受け取って、僕の信念で作り、次に手渡す、というような想いで作りました。
終わりに
とうとう、全貌が明らかになったamazarashi × 「チ。」第二弾。
両者の世界観が融合した新たな世界に注目です。
リリース後は、楽曲の世界観や歌詞についても記事にさせていただきます。
また、漫画「チ。」はマッドハウスからアニメ化が決定しています。
今後もHOTな作品となることは間違いありませんので、是非チェックしてみてください。
サイト情報
第一弾「1.0」が収録された、「七号線ロストボーイズ」の全曲解説を行った記事は以下より。
「1.0」の世界観にも触れています。
■ amazarashi 6thフルアルバム「七号線ロストボーイズ」全曲レビュー
6/30更新
「カシオピア係留所」の解説記事を投稿しました。
歌詞や楽曲構成について触れています。
■ amazarashi 新曲「カシオピア係留所」レビュー解説
公式サイト
■ amazarashi × 「チ。」往復書簡プロジェクト:共通言語