ロッキング・オン・グループが発刊している音楽雑誌『ROCKIN’ON JAPAN』
その最新刊 “2022年10月号” を購入しました。
今月号の目玉となるアーティストは ONE OK ROCKということで、筆者の両親も大好きで聴いているアーティストの一つです。更には、特集の一つに9mm Parabellum Bulletもあったため購入に至りました。
その他にも注目すべきは付録です。
今月号の付録はなんと、「ROCK IN JAPAN FES.2022の全108アーティストのレポート&セットリスト完全網羅冊子」。分厚い冊子に108アーティストのライブレポートが詰まっている付録は、3年ぶりの大型フェスの記録として是非手元に置いておきたいものです。
今回の記事は、最新号の感想を筆者の目線から報告したいと思います。
ONE OK ROCKの15年に迫った巻頭特集
40ページに渡る超ロングインタビュー

40ページに渡り、15年間の布石を追っていくロングインタビューが掲載されたONE OK ROCK。
LAの建設中スタジオからインタビューを受けるTAKAの陽気なインタビューは、その陽気さとは裏腹に非常に真面目な内容でした。アメリカで日本人がロックを掻き鳴らす難しさと、自分たちの音楽を率直に届けるために試行錯誤した時間を、時系列に沿って説明しています。
特に印象的だったのは、自分の音楽観を「ディズニー感」と説いていたことです。
「自分の中のエゴを、長年認められずに葛藤し続けた結果、ロックという音楽で自信を持てたということ」「その繊細さが今度は逆に、いろんな人から攻撃される対象になってしまったりする」という実際に経験した想いを綴りながら、『ディズニーみたいに怖いぐらいずっと笑っている人のほうが強いと思ってて。夢も希望も怒りも、もちろんあるんですけど常に笑ってるっていう』と語っていました。
森進一と森昌子の子供として生まれ、一度はジャニーズの道へ進み、自分の輝ける音楽の道を見出したTAKA。日本を飛び立って世界へと躍進した後も、何度も何度も挫折しかけたバンド活動。彼のひたむきな姿勢に心動かされるインタビューが盛りだくさんの内容です。
その後、9月9日にリリースするニューアルバム『Luxury Disease』のロングインタビューを挟み、2007年から2022年までのバンド活動を振り返るインタビューが掲載されています。
ここまで大ボリュームのロングインタビューは珍しいので、ファンはもちろん、ファンでなくとも大満足の内容となっています。
ONE OK ROCKは、9月4日のライブ「WANIMA 1CHANCE FESTIVAL 2022」を慣行したあとは、日本から離れてアメリカでのツアーが決定しています。アメリカのライブ後はオーストラリアでのライブも予定されており、国外での活躍がメインとなる今後の動きも目が離せません。
AppleMusic:Luxury Disease
9mm Parabellum Bullet ロングインタビュー

NewAlbum「TIGHTROPE」楽曲インタビュー
当サイトでも大きく取り上げている9mm Parabellum Bulletも、8ページに渡ってインタビューが掲載されています。New Album「TIGHTROPE」リリースにおける楽曲のインタビュー記事ですが、これが本当に面白いものでした。
みんな元気なのに外に出ることができない葛藤で出来上がった “白夜の日々” 、世界が新型コロナで沈み切った頃に仕上がった”泡沫“、そこから少しずつ浮上するために仕上げた”One more Time” 、予想以上に暗くなっちゃって焦った “煙の街” など (笑) 、前後するものの時系列を踏襲したインタビューは流石でした。
特にフューチャーされている最終曲 “煙の街” のインタビューは必見です。
『1960年代の四畳半の部屋に西日が射し込み、煙突から煙がモクモク出ている描写』という晴れない雰囲気をイメージしながらも、この重い楽曲を持ってきた滝に対して、『逆に元気じゃん!』と返す菅原。とにかく面白いインタビューです。
また、インタビューの最後には9月9日からのライブは4人編成で実行するとの名言もありました。というのも、彼らの最近のライブでは音の厚みを再現するためにサポートギタリストを編成していました。そのサポートギタリストを抜いて4人で決行すると決めたのです…
そこにどれほどの強い意志があるのか、ワクワクと読み進めた筆者に飛び込んできた、滝の『そこまで考えてないです。やりまーすみたいな』で全て持ってかれました (笑)
とにかく面白い8ページの特集記事なのでチェックしてみてください!
AppleMusic:TIGHTROPE
付録のFES冊子も最高の完成度
10月号の付録は、「ROCK IN JAPAN FES.2022レポート&セットリスト完全網羅」です。
ROCK IN JAPAN FES.2022は8月6日~8月13日まで開催された野外音楽フェスです。コロナ過からの復活ということで3年ぶりに開催されて大盛況に幕を閉じました。
4日間に渡り登場した108のアーティストに、大きな画像とライブレポート&セットリストまで付いた分厚い冊子となっています。3年ぶりのフェスとなった為、ライブに行った方も、行っていない方も、記念として手元に持っておくことをオススメします。
特に、当サイトで取り上げているバンド9mm Parabellum BulletとTHE BACK HORNが見開きで同じページに掲載されるという最高な仕上がり。これは筆者としても感無量でした。
特にTHE BACK HORNは将司の超アップ!

ライブの熱量を感じることができる写真が多く掲載されていて、各アーティストごとに長文のライブレポートが掲載されているという破格の付録です。
108アーティスト分すべて目を通すだけで半日が終わってしまいそうなほどのボリュームがありますので、音楽ファンは是非今月号の購入を検討してみてください。
10月号ほ以下のアーティストを特集しています。
・ONE OK ROCK
・あいみょん
・[Alexandros]
・04 Limited Sazabys
・ゆず
・BE:FIRST
・BiSH
・ポルカドットスティングレイ
・9mm Parabellum Bullet
・miwa
・ビッケブランカ
・the telephones
・ねぐせ。 / くじら / the shes gone / 4s4ki / RQNY
・back number / SaucyDog / MyHairisBad / MY FIRST STORY / Creepy Nuts / yama / 月詠み
・めいちゃん / imase
・Conton Cancy / Van de Shop / ASH DA HERO / キズ
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※ 10月号、9月号、8月号